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OCEANS TALK and SURF SESSION with Shigeru Yamamoto Part 1

PLAYERS : MHASAKI HARADA

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原田 正規
MHASAKI HARADA

 

OCEANS TALK and SURF SESSION

with Shigeru Yamamoto
Part 1

 

オーシャンズ※1のメンバーであり、日本有数のサーフタウン、千葉・一宮で「プラビダタコス」を営む山本 茂。原田とは、1990年代からこのエリアでサーフィンを続けてきた仲間だ。原田は山本の店を訪ね、これまでの歩みについて話を聞いた。

 

※1 2008年に結成。メンバーは原田正規、山本 茂、友重達郎、吉川共久、山浦宗治、山田弘一、市東重明、遠田真央という8名のプロサーファーたち。

 

文:高橋 淳
写真:飯田健二

原田正規(以下、MH):初めて会ったときのこと覚えてます?
山本 茂(以下、SY):覚えてない。
MH:おれの記憶では、おれが(千葉・一宮エリアにあるサーフポイントの)サンライズの目の前に住んでたときで、同じノー・フィアのチームだったからか、茂くんがビッグホーンで乗りつけてきたんだよね。
SY:ビッグホーン乗ってた。あのころのサンライズはポイントの前まで車で行けてたじゃん。それで走り倒してた。あれって何年くらい前?
MH:おれがあそこに住み出したころだから、22〜23年前とか。すごい勢いある人だなという印象だった。
SY:ああ、そう(笑)

山本 茂(やまもと しげる)●1973年7月 11日生まれ。東京都調布市出身、千葉県いすみ市在住。13歳でサーフィンを始めるとすぐにのめり込み、10代後半から20代前半にかけてアメリカやオーストラリアで腕を磨く。1998年、25歳でJPSAプロテストに合格。プロサーファーとして活動しながら、勝浦のビッグウェイブに魅了されたことをきっかけにジェットスキーによるレスキュー技術を学び、東京2020オリンピックオリンピックではサーフィン競技のオフィシャルレスキュー隊の一員を務めた。現在は千葉県長生郡一宮町で、カリフォルニアや中南米で出会った本格的な味を提供するタコス屋「プラビダタコス」を営む。

MH:プロを目指してたころはどんな感じだったんですか?
SY:当時は東京にいた。プロになったのは遅くて、25歳くらいのとき。それまでアメリカとかに行ってたから。
MH:どの辺に行ってたんですか?
SY:トラッセルズ。オレンジカウンティとかサンディエゴあたり。
MH:長期ですか?
SY:そう、学生ビザ取って。もともとサーフィンに対して競技として入ってないから、おれはさ。ワーホリ行ったり。NSAの試合とかも出てなかったし。
MH:じゃあ、なんでプロを目指そうと思ったんですか?
SY:このままいったら、どうにもなんねえなと思って。「ろくな道に行かねぇぞ」って。でも、先輩とか仲間に恵まれた。「お前、サーフィンがんばりな」って言ってもらえて。そこから「サーフィン好きだし、プロになりたいな」と思った。

MH:プロテストの会場は?
SY:新島。(遠田)真央くんと一緒に受かったんだ。その直前までアメリカにいて、帰ってきてエントリーして。そうしたら一発で受かって。
MH:すごいですね。サーフィン始めたのはいくつのときですか?
SY:13歳。中2のころ。
MH:けっこう早いですね。
SY:そうだね。ホットドッグプレスとかポパイとか、雑誌が情報源でね。あれを見て、それっぽく真似してやってた(笑)
MH:そのころからもう(地元の先輩プロサーファーの)牛越さんを知ってたんですか?
SY:存在は知ってた。すでに有名だったからね。牛越さんはおれのふたつ上だから、当時16歳とか。
MH:調布だと、電車で湘南に行ってた感じですか?
SY:そう。鵠沼。サーフボードケースで寝たりとかしてね。

MH:プロになってからの動きはどんな感じでした?
SY:牛越さんについてちょろちょろ試合出たりしてたけど、コンテストではぜんぜん勝てなくて。それで32歳ぐらいで、ヨーキー・サーフボード(のディストロビューター)をやった。
MH:ヨーキーを始めたの32歳ですか? それも早いですね。
SY:「何ができる」って考えたら、そうなった。おれにはシェイプの技術がなかったし、でもサーフィン大好きだし。

MH:サーフィンをあきらめて、安定した生活を選ぶこともできたと思うんですけど、サーフィンを選んだ理由はなんですか?
SY:安定がわかんない(笑)。安定したときないから、いまだに。そのシーン、そのシーンで出会ったものを一生懸命やってきたわけ。
MH:サーフィンの延長上というか。
SY:そう、今もそうだよ。今なんかタコス屋じゃん。
MH:でもそれでやれてるっていうのは、やっぱり人を惹きつけるものがある。

<つづく>

POSTED : 2026-06-20