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DENIMEのジーパン

文、写真:原田 正規

 

わたしが高校生のころ、DENIMEのジーパンをスポンサードしてくれたサーファーの大先輩で、ステューシーを九州で初めて取り扱ったカーボーさんという方がいる。外見は『パイレーツオブカリビアン』のジャック・スパロウみたいな、日本人離れしたイカした格好いい大人で、現在もあるナチュラルハイというサーフショップを経営しながら、いろんな事業を成功させた佐世保を代表するレジェンドだ。

 

小僧だったわたしに、ファッション界のいろんなブランドのことを教えてくれたり、高級料理店やクラブなどに連れていってくれた。当時は古着が流行っていて、ジーパンはマストアイテムだった。リーバイスの赤耳なんて誰もが欲しがっていた。DENIMEのジーパンは1本数万円するほど価値がある。先輩たちはDENIMEを履いていて、みんなお洒落だった。

 

今の高校生のファッションはよくわからない。でも、カーボーさんのような人に教わりながら、センスを含め、今のわたしを形づくっていただいたことに感謝している。ファッションは、自分を引き立たせてくれる手段であり、楽しさなんだろう。生きていくために、必要なファクターだと思う。

POSTED : 2025-06-20