10月9日、台風22号が関東沖合を通過したことで、千葉・勝浦にグランドスウェルが届いた。
今年の千葉は例年になく波がよくなく、みんなストレスアウト。ひさびさに立ったかたちのいいオーバーヘッドからダブルサイズの波にたくさんのサーフィンが集まった。このセッションで会ったサーファーたちはみんな笑顔だった。
このポイントは湾に面した場所にある。そのため、沖合にある低気圧や台風などによる荒れた大きなうねりが湾内で風がさえぎられることでまとまり、きれいな波に変化する。ここは、千葉エリアでサーフしている人ならば一度はやってみたいあこがれのサーフポイント。波が立つとローカルたちでにぎわうので、ビジターのサーファーはピークを避けて、インサイドでサーフすることをおすすめする。こうした特別な場所でサーフする場合には、周囲に迷惑をかけない心掛けが重要だ。
バックスウェルが入った次の日は、その隣にあるリーフブレイクへ行き、今年いちばんのいい波でサーフすることができた。
台風などで大きくなったうねりが海岸線へ届けられ、サーファーたちは移動しながらいい波を探し、サーフィンをする。サーフィンは、自然の流れの恩恵を受けてエネルギーを得るというすばらしいスポーツであり、遊びなのである。
さらに次の日、わたしは台風23号の接近でうねりが届きそうな静岡の河口でサーフしてきた。この河口でのサーフィンはまた別格だ。しっかりとしたマナーを踏まえ、つながりがなければサーフさせてもらえないほど厳しいローカリズムがあるのだ。そこには、波の立つ回数の少なさや危険性、地域性など、すぐには知りえない理由がある。
今までそういったポイントで時間をかけてマナーを学んできたわたしは、海に入る前にローカルサーファーがたむろしている場所へまずあいさつをしにいった。そして、ローカルたちに混じり、すばらしい波で楽しくサーフすることができた。
台風からのグランドスウェルが入った勝浦は、ときおりチューブもあるグッドコンディションだった
台風により学級閉鎖となり、長男のカイマナも勝浦のセッションに参加。いい波に乗っていた
POSTED : 2025-10-17