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インドネシア・スンバワ島

 

 

Via https://www.youtube.com/watch?v=NY-DMx-PUHk

文:原田 正規

 

S.O.S始まって以来、初の海外取材、インドネシアへのサーフトリップがついに始まる。インドネシアのなかでも今回チョイスしたポイントは、スンバワ島にあるグーフィーとレギュラーの両方が楽しめるレイキーピーク、そしてグーフィーの波で知られるレイキーパイプ。インドネシアへサーフトリップした人ならかならず聞いたことがあるほど有名な、掘れてチューブになるヘビーなサーフポイントだ。

 

インドネシアは、サーファーにとって楽園そのもの。カルフォルニアやハワイ、オーストラリアなどサーフィンで有名なほかの国との違いは、パーフェクトな波と手つかずの自然。まるでマシーンでつくり出されたような、きれいな青色のパーフェクトな波が毎日続くわけだ。わたしはこれまでにバリ島、メンタワイ諸島、ロンボク島、ニアス、Gランドなど、インドネシアのいろいろな場所でサーフィンをしてきたが、すべてが完璧な波だ。近代化されていない大自然に包まれた島々は、サーファーにとってまさに魅惑の楽園だ。

 

だがここ10年くらいでリゾート開発が進み、メジャーポイントは混雑するようになり、海でのマナーも多少悪くなっているという。それでも波は変わらない。そんな人が混み合うサーフポイントでも、早朝や昼食時間など、多くのサーファーが海から上がるタイミングを見計らえば、まだまだ極上の波を存分に楽しめる。

 

また、魅力的なのは波だけではない。物価が日本より断然安いので、長期滞在も可能なのだ。海外でゆっくりサーフィンしたいならインドネシアを目指すべきだとわたしは思う。ハイシーズンとなる4〜6月は波がとくに大きくなるが、それ以外の時期なら初心者や中級者でも十分に楽しめる。基本的に一年中サーフィンが可能だ。

 

このようにインドネシアはサーファーにとって楽園ではあるが、一歩間違えれば地獄となることも頭に入れておいてほしい。海でのアクシデントによる怪我や、食べ物による食あたり。雨が降れば、川から流れた汚水でお腹を下すこともある。現代ではあまり聞かなくなったマラリアなどの感染病にかかる可能性もあり、つねに危険と隣り合わせだ。そんな危険に対処していくには、事前に体をしっかりつくっておくことが大前提。そして、現地の状況を知るローカルサーファーやガイドをつけることも有効だ。

 

スンバワまであと数週間。わたしも準備を万全に整えて、極上の波を楽しみたいと思っている。

レイキーピークの波。まさにサーファーの楽園

POSTED : 2025-05-16