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海外遠征を通じて感じたこと

文、写真:河上 竜平

 

今年に入り、中国・北京、アメリカ・ソルトレイクシティと、2回の海外遠征をしている。スケートボードのコンテストやイベントが目的なので、日本人がほとんどいない街や、観光では訪れない場所に行くことが多い。つまり、現地の人の日常生活が垣間見えるような街だ。ローカルのスーパーや飲食店、カフェ、コンビニ、公園などを訪れるのは楽しい。バートアラートが行われた会場はユタ州立大学で、練習日は平日だったので学生食堂や購買にも立ち寄った。昨年のオーストラリア遠征では、幼稚園や小学校にも足を運んだ。

 

現地に行くと、日本のニュースだけでは知りえないことや、流行や文化に直接触れられる。想像を覆されることも多い。エマはニュースを見ないので、現地での経験をそのまま受け入れていると思う。いっぽうわたしは年齢を重ねているので先入観を持ってしまうが、そのぶん新しい驚きや学びも多い。英語が話せれば、さらに理解が深まるだろう。海外での生活を通じ、日本との違いを感じながら、あらためて日本という国を知ることになる。

 

エマには、その違いに良し悪しをつけるようなことは言わない。また、海外で日本人らしく振る舞えとも言わない。ただ「そういうもの」と受け入れ、ポジティブに順応し、自分にとってよい思考を養い、選択・行動してほしいからだ。

 

ここで、最近の遠征で知ったことをいくつか紹介したい。まずアメリカでは、電動スクーターのレンタルが本当に便利だ。街のあちこちに停まっていて、道路やあきらかに邪魔になる場所以外なら、基本的にどこに置いてもいい。ウーバータクシーやウーバーイーツの普及率も高い。スーパーや飲食店のトイレは、レシートに記載された番号を入力して開ける仕組みのところが多い。ファストフードでは、マクドナルドは空いているがイン・アンド・アウト・バーガーはつねに混んでいる。エレベーターで誰かと乗り合わせると、まずあいさつを交わし、高確率で話しかけられる。

 

中国・北京では原付バイクをほとんど見かけず、電動バイクばかりだ。無音で近づいてくるので驚く。支払いは電子決済が主流で、現金を使うことはほとんどない。

 

海外には、日本との違いがまだまだある。エマのおかげで、大人になっても多くの学びを得られていることに感謝している。

アメリカの日常風景をいくつか紹介していこう。ここがなんの施設かはわからないが、国旗がそこらじゅうに掲げてある

街中はグラフィティに溢れていて格好いい

スケートボードNGの場所が少ない。空港でもスケボーで移動している人たちがいるくらいだ

こういった屋外のバーやラウンジが街に多い。この写真は昼間に撮ったので誰もいないが、夕方になると、友だちや家族と飲みにくる人がたくさん

エマの好物でもある、アメリカで大人気のイン・アンド・アウト・バーガー。店内には店員が大勢いて、ドライブスルーには長蛇の列ができていた

POSTED : 2025-08-08