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3rd コリア・ワヒネ・クラシック2025

文、写真提供:原田 正規

 

先週から長女のコアが大会遠征のため韓国へ行っている。韓国に同年代のロングボーダーがいて、その子を訪ねて旅立った。

先月に行われたSリーグの茅ヶ崎戦では、セミファイナルで痛恨のインターフェアーをおかしてしまい、涙を流した。くやしい敗退を経験したコアは、今回の韓国への大会遠征を楽しみにしていた。

昨年脱臼した両肩を手術したため長期にわたり練習ができず、家でもフラストレーションが溜まっているような部分もあったが、今年からS2リーグに参戦し、調子を上げてきている。まだ本調子ではないもののファイナルまで行ける状態にまで仕上がり、茅ヶ崎戦では今までとは違った、攻めるサーフィンを見せてくれた。

攻めることにはリスクが伴う。わたしが思うに、攻めすぎてまわりが見えなくなり、インターフェアーという結果になってしまったが、この敗退は大きな意味がある。攻めるサーフィンはコンペティションにおいて必須。こうした苦い経験が選手を成長させ、観客に感動を与える。

そんな経験があり、今回韓国で行われた3rd コリア・ワヒネ・クラシック2025でみごと優勝することができた。コリア・ワヒネ・クラシックは、プロ部門、そして年齢別にカテゴリーが分かれている、韓国初の女子ロングボードの大会だ。コアはプロ部門で優勝を飾り、賞金15万円を獲得した。

コアは15歳、長男カイマナが12歳と、すくすくとここまで健康に育ち、わたしが大好きなサーフィンをなんの抵抗もなく始めてくれた。そしてコアは、瞬く間にプロになり表彰台に上がるまでなってくれた。これもひとえに、支えてくれてる仲間やスポンサーの方々のおかげだ。とても感謝している。

 

 

※ 日本のプロサーフィン競技団体、JPSAが開催するSリーグの大会。上位選手のみが参戦できるS1への登竜門となるシリーズ。

ファイナリストはタイ、韓国、日本(コア)、オーストラリアの選手と国際色豊かだった。世界中に友だちができることもサーフィンの大きな魅力だ

POSTED : 2025-10-06