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フレイクカップ

エマの弟のヒイロは現在7歳の小学2年生。わたしはおもにエマの練習につきあっている。そのためヒイロの練習はあまり見ることはなく、かといってスクールといったものにも入れていない。基本的な動きの大切さと、ランプ、ボウル、バーチカルといったいろいろなセクションを使うこと。ヒイロにはそれだけを伝えていて、あとは本人まかせだ。

 

もともとヒイロは、毎回の練習にかならずついてくるわけではなかった。夏の暑い時期には数か月休んだり、エマが海外の大会に出ている期間はスケートボードに触れないこともあった。少しずつ、時間をかけて練習についてくるようになったのだ。工作、レゴ、ゲームなどひとりで考えて遊ぶことが好きなヒイロは、スケボーでも、木材を置いて飛び越えたりと、自分なりに遊び方を工夫していた。

 

そんなヒイロが今ハマっているのがフレイクカップだ。フレイクカップでは、高さ120センチのミニランプを使用し、45秒もしくは30秒のあいだに演技をして競い合う。小学生限定の予選会が全国各地で行われており、入賞者のみが年に一度のチャンピオンシップに出場できるという、トータル1000人以上のエントリーがあるコンテストだ。国内のコンテストではもっとも出場者が多く、親も子も熱狂的なファンが多い。

 

エマは保育園生のころ、コロナ禍に開催されたオンラインのフレイクカップに参加したことがあるだけ。ホームのジースケートパークには120センチのランプはなく、フレイクカップを目指している子もほとんどいなかったので、ヒイロが「フレイクカップに出場したい」と言ってきたときは驚いた。さらに、フレイクカップで出したいルーティンを自分で考えていたことにもびっくりした。ユーチューブやインスタグラムで見て、出場したいと思ったようだ。

 

エントリーをしてからというもの、ヒイロなりに練習を繰り返し、ルーティンをアップデートしていた。フレイクカップに出場する子たちは、コンテストで使用される「フレイクランプ」と呼ばれるランプや120センチのランプで練習する。だが、ジースケートパークにあるのは150センチのランプだ。ふだんはそのランプで練習し、3回だけ120センチのランプのあるパークに連れていった。どこのパークも遠いうえにバーチカルがないので、なかなか連れていくことができなかったのだ。

 

そうして、初めて出場したフレイクカップ。ヒイロは6位入賞し、チャンピオンシップにワイルドカードという枠で出場できることになった。まさかの結果にまたもや驚いた。ヒイロは大喜びしていた。

 

チャンピオンシップは2026年1月に千葉の幕張で開催される。本戦に向けて、ヒイロは新しいトリックをルーティンに組み込んだり、「もっと格好よくする」と意気込んでいる。

滑走直前のヒイロ(右端)。エマ同様、本番前でも緊張しすぎる様子はない

ジースケートパークの近くにあるトルティーヤ屋さんで、二人そろって練習後の腹ごなし

POSTED : 2025-12-25