
文、写真:原田 正規
今月で50歳になる。今までいろんな人たちと関わりながら生きてきたが、人生で学ぶことは本当に多い。この学びを早い段階で理解したうえで歩む人生だったら、もっとスムーズかつ楽しく、困難を避け、重症ではなく軽症、もしくは無傷ですんでいたのだろうか?
とにかく、50歳という年齢は自分にとって人生の集大成。その50歳で始めたいことがある。それは、絵を描くこと。
なぜ絵を描こうと思ったのか?じつはこの年齢で絵を描きはじめる人は少なくない。50歳から絵を描きはじめて、絵を描くために北海道に移住した66歳男性のドキュメンタリーを、先日たまたまテレビで見た。その人を見ていると、「自分と向き合っている」ということが伝わってきた。けっきょくのところ人生とは、仕事、家族といった一般的なことをある程度こなし、その先は自分と向き合いながら、今まで養った経験をもとに楽しさを追求するものなのだと勝手に想像した。
著名人にも絵を描く人は多く、個展など開いているのをSNSでよく拝見する。「なんで絵を描くのか」という問いに対する答えは、人が持つ創造性や頭の中のあり方、あるいは根本的には時間に余裕を持てているかどうかが関わっている気がする。子供のころ、絵を描くことに夢中になり、絵の中に自分の創造性を映すことで満たされた感情を思い出す。
ただただ刻々と過ぎ去る毎日に自分の感性を映し出しながら、自分と向き合うことができる人生なんて、ある意味幸せなことかもしれない。

頭の中に舞い降りてきたキャラクター“HEART MAN”
POSTED : 2026-02-24