
文:原田 正規
写真:飯田 健二
サーフィンを始めて36年目になる。紆余曲折あったが、よくもここまでサーフィンを続けられたなと、自分でも思う。その理由は、サーフィンの魅力に飽きず、年齢とともにその深みにはまり、より楽しもうとしている自分がいるから。
また、身体を維持できることもサーフィンの大きな魅力である。大会に出るとなれば、食事制限やトレーニングも行うので、一般的な50代よりもはるかに若々しい身体を保てている。
いっぽう、経済的な面で考えると、日本のサーフィン業界はまだまだ厳しい。億単位を稼ぐプロサーファーがなかなか現れない世界ではあるが、その代わりに健康という大きな財産を得られているのはありがたいことなのかもしれない。
日本でプロサーファーが億単位で稼げるようになるには、サーフィンを知らない人たちからも注目される五十嵐カノアのような人材が日本から次々に出ないと業界は潤わない。サーファー以外の人たちからもキャーキャー言われるようなプロサーファーの登場を願う。
それまでは、50代サーファーの僕らがまだヒーヒー言いながら大会に出て、初老界を盛り上げるしかないのだ。
POSTED : 2026-07-27