
文、写真:河上 竜平
ホームのジースケートパークにモンスターエナジーのメンバーが撮影しにやってきた。この日は雨だったため、屋外の撮影が困難だったのだろう。突然の有名プロスケーターたちの来訪に、エマもヒイロも喜んだ。メンバーの中には、Xゲームズリーグ(以下、XGL)にバートで出場するトム・シャーもいた。
Xゲームズで会ったことがあるメンバーばかりだったが、ホームパークで彼らの滑りを見られるのは貴重だ。数年前であれば、そのテクニックを見て感動するだけだっただろうが、今のエマはセッションできるレベルに達していることが感慨深い。撮影クルーもいるため、タイミングを合わせないと一緒に滑れないかもしれない。だから早急にふだんの練習を終わらせた。
準備を終えたメンバーはそれぞれウォーミングアップすると、バートにも上がり始めた。エマもヒイロもバートを滑っていたが、問題なさそうだったので、そのままセッションを開始できた。
大興奮のエマは、いつも以上にはりきって滑っていた。自分がトリックを決めると、彼らが声を上げてくれる。そのこともうれしいが、海外のセッション動画を見てあこがれていたので、一緒に滑れることがとにかく楽しいのだろう。ヒイロは海外のトップスケーターと滑るのは初めてだ。緊張するか物怖じするかと思ったが、そんな様子はまるでなく、とても楽しんでいた。むしろエマ以上に「インスタで見たトリックしてる」「次、あのトリックするんちゃう?」と、間近で見るトッププロの滑りに夢中だった。エマは、コンテストでは見かけないようなユニークなトリックを見て、「おれも明日やってみよかな」と吸収しようとしていた。
1時間くらい滑ったら帰るのかなと思っていたのだが、気づけば4時間。エマもヒイロも大満足なセッションだった。ジースケートパークには海外からのスケーターがひんぱんに来るが、トップレベルのプロスケーターが来ることはめずらしい。海外のコンテストでしか経験できないハイレベルなセッションをホームパークでできて、すごくいい刺激をもらった。

エドゥアール・ダメストイとエマ。昨年のXゲームズ以来の再会に大喜び

前回キーラン・ウーリーと会ったは、昨年の北京のデモ。スケートボードをしていると、自然と世界中に友だちができる
POSTED : 2026-06-05